イオンの移動実験

イオンの学習内容に、電圧を加えてイオンの移動を調べる実験があります。 自分は、この実験をやりたいか、やりたくないかというと、、、、。 どちらかというと、やりたくないな~と思っています。 理由は2つ。 1つ目は、時間がかかることです。10分ほど…

塩酸の電気分解は実験する?

皆さん、塩酸の電気分解を実験していますか? 塩化銅水溶液の電気分解は実験しますので、塩酸はやらなくても良いかな~という気がします。 でも教科書(東京書籍)にはのっているし、やっぱり行うべきなのかな~、でも生徒実験とはなってないしな~とも思い…

水道場に人工芝

最近、実験の片付け中に、洗っていた試験管を落として割ってしまう生徒が、続きました。 何とかしたいな、と思っていた矢先、ダイソーでこの人工芝をみつけました。 でも残念。ちょっと大きくて、水道場にうまくはまりません。 そこで、一部を切り取って、横…

何というグッドタイミング!

先日、教室で授業を行っていた時の事です。 授業内容は、塩化銅水溶液の電気分解をイオンで説明するものだったのですが、塩化物イオンとか塩素とか、生徒にはちょっとイメージするのが難しいかな、と感じながら話をしていました その時です。廊下から何やら…

理科の教科書を買ってみた

中学校の理科の教科書を購入してみました。 現在、5つの出版社から発行されていますので、授業で使っている東京書籍の教科書以外の4冊です。 本当は、3学年すべての教科書を揃えたかったのですが、値段も張りますし、まずは3年生の教科書4冊としました…

ミッション「紫キャベツ液を5色にせよ」

酸性アルカリ性の学習の導入として、紫キャベツを使った実験を行いました。 まずは、ビニール袋に紫キャベツとアルコールを入れて、よくもみます。アルコールの代わりに水でもOKですか、少し濁った色になるため、アルコールがお薦めです。 この紫色になっ…

2023 インパチェンス 1

今年も、インパチェンス植え付けの季節がやってきました。 もちろん、3年の花粉管の観察のための花粉を用意するためです。 しかし、ここ数年、毎年インパチェンスを育てることに失敗しています。 昨年は、途中までうまく育っていたのですが、その後全滅(泣…

The Tree of Life

前回の記事で思い出したのですが、自分も長期休業中に、理科に関する物をせっせと作っていたことがありました。 それが、現在、理科室前の廊下に飾ってあるこれ。生物の進化を表した「The Tree of Life」という1000ピースのジグソーパズルです。 このパズル…

立体パズル マーブルラン

去年の夏休み、同僚の理科の先生がなにやら熱心に作っていたのが、これです。 力学的エネルギーを使ったおもちゃですが、とても良く出来ています。 その先生はもう転勤してしまいましたが、理科室にこれを残していってくれました。 生徒達はさっそく見つけて…

小林 朋道さんの「先生!シリーズ」

鳥取環境大学教授、小林 朋道さんの「先生!シリーズ」の最新作『先生,モモンガが尻でフクロウを威嚇しています?鳥取環境大学の森の人間動物行動学』を図書館で借りてきて読みました。 honto.jp う~む、あいかわらずこのシリーズは面白い。もう10巻以上…

1年間の理科の授業数 2年生

そろそろ今年度の授業も終了ですので、1年間の理科の授業数を数えてみました。 2年生のクラスは、週4時間で合計130時間授業を行いました。 そのうち、教科書の内容を教えたのが、110時間です。その内訳は、 ・単元1「化学変化と原子・分子」 23…

単極モーターとクリップモーター

中学2年のモーターの学習では、実際に自分でモーターを作ると、理解が深まります。グルグル回るのは、楽しいですしね。 ということで、クリップモーターを作る授業を今まで行ってきましたが、クリップモーターって中学生が作るには、ちょっと難しいんじゃな…

マグチップで磁力線を見る

磁石の磁界を調べる実験には、鉄粉や砂鉄をよく使っていましたが、今の学校にはマグチップがあるため、これを使っています。 磁力線がきれいに出るため、お薦めなんですが、実験後に回収するのがなかなか面倒なんです。使い捨てというわけには、いきませんか…

日本でもオーロラは見えるの?

磁石の磁界についての授業を行っていた時でした。 地球自体も磁石であり磁界があるが、その磁極の場所は一定ではなく移動していることや、オーロラはこの磁界と関係していることなどを説明していると、こんな質問を受けました。 「もし、その磁極が日本にや…

アニメ「はたらく細胞」も良いですね

理科の授業で、生徒に見せる番組をもう1つ。 もう私が紹介しなくても、皆さんご存じの「はたらく細胞」のアニメです。 人体の授業において、一番生徒が興味をひいて、かつ分かりやすいのがこれですね。生徒は夢中で見ています。 この体内細胞擬人化アニメ(…

NHK「ざんねんないきもの事典」もお薦めです

前回、「大科学実験」の記事を書きましたが、NHKの「ざんねんないきもの事典」も理科の授業でよく見せます。 本も有名ですが、そのアニメ版です。 授業で、ちょっと時間が余ってしまう時ってないですか。 例えば、定期テストを返却する授業で、テストの振…

NHK「大科学実験」はやっぱりすごい

今さら私が言わなくてもですが、NHKが以前放映していた「大科学実験」は、科学に関する多くの番組や動画の中でも、ダントツにおもしろいです。 「大科学実験」の名にふさわしい、大規模で豪華な実験ばかりです。 まー78回もあるので、だんだんと「中科…

電球のソケット

演示実験とかで、白熱電球やLED電球をちょっと点けたいということはありませんか。 そんな時に、このソケットを使うと、そのまま直接電源タップに差して光らせることができます。 ホームセンターで見つけましたが、何気に便利ですよ。

土の中の微生物のはたらきを調べる

微生物のはたらきを調べる実験を行いました。 東京書籍の教科書では、水槽のフィルターにすむ微生物を使うとなっていますが、生物の死骸や排泄物を分解するはたらきとして考えると、土の中の微生物を使った方が分かりやすいと思いました。 しかし、土を水に…

デジタルの電圧計と電流計ってどう?

最近、デジタルの電圧計と電流計を購入してくれました。 ナリカのプチメーターです。 興味をもっている方も多いと思いますので、実際に使ってみての感想です。 良かった点 ・測定値が数字で出るため、目盛りを読む面倒がなく、誰でも簡単に結果を読み取るこ…

ニッケル水素電池で気が付いたこと

今年から、ニッケル水素電池を実験に使用していますが、使ってみて気が付いたことがあります。 この写真を見て下さい。電池ボックスがとけてしまいました。 どうやら、2本の電池を並列つなぎする時に、+と-を間違えてしまい、回路がショート状態となり、…

聞こえる音の高さ

理科準備室を整理していると、棚の奥から古い低周波発振器が出てきました。 (下の写真は現在販売されている低周波発振器です) 「これ何に使うのかな~」と思いながら、アンプとスピーカーにつないでみると、色々な高さの音を出すことができます。(今は、…

バランスドアクアリウムと生態系

バランスドアクアリウムを知っていますか。 ふたをしたビンの中で、熱帯魚や水草を飼う方法です。 ふたを開けないので、エサや水、空気などの物質の出入りはありません(光は別)。 実物を見かけたことがありますが、長期間飼うのは大変そうです。 そこで、…

「おおきなかぶ」と理科 その2

「おおきなかぶ」で思い出したんですが、大好きなサイト「デイリーポータルZ」に、過去にこんな記事がありました。 dailyportalz.jp この論文、おもしろいですねー。 そこで思いついたんですが、1学期に夏休みが近づくと、夏休みの自由研究の説明をするじ…

「おおきなかぶ」と理科 その1

ロシアの昔話「おおきなかぶ」を、小さい頃に絵本で見て、覚えている人も多いでしょう。 特に印象的な場面が、おじいさんがかぶを引っぱり、そのおじいさんをおばあさんが引っぱり、そのおばあさんを娘が引っぱり、、、と続いていくところですね。 ところで…

ニッケル水素電池で知った事

今年から、実験に使う電池を、ニッケル水素電池(パナソニックのエネループ)にしてみました。これなら、充電して何回でも使えます。 ところでニッケル水素電池って、電圧が1.2Vなんです。知ってました? 普通の乾電池よりも、少し電圧が低いんです。 そ…

金星の見え方を調べる装置

金星の見え方を調べる装置を、このサイトを参考に作ってみました。 sec-gensai.cf.ocha.ac.jp 金星は、ダイソーで買ってきた発泡スチロールの球を、スプレー塗料で黄色にし、半分を油性ペンで黒く塗って作りました。転がらないように、下にワッシャーをくっ…

電気コードと電池ボックスは消耗品

豆電球に電池をつないで光らせようとすると、まったく光らない。 電球は切れてないし、電池は新品だし、、、、なぜだろう。 理由は、ずばりサビによる接触不良です。 一番あやしいのが、電気コードのクリップ部分。 この電気コードを見て下さい。一見すると…

冬が寒い理由

まだまだ寒い日が続く毎日ですが、さてなぜ冬は寒いのでしょう。 教科書には、2つの理由が載っています。 ①冬は、昼間が短い。 ②冬は、太陽の南中高度が低い。 ①はともかく、②の理由がピンとこない生徒は多いようです。 そこで、実験。 黒い画用紙をはった…

誘導コイル&真空放電は恐い!

先生が行う演示実験で、恐ろしさNo.1といえば、何と言っても誘導コイル&真空放電の実験。 皆さん、そう思いませんか。 恐ろしいのは、この実験で放射線が発生することです。 レントゲンさんは、このクルックス管を使った実験でX線を発見したのですから、…