微生物のはたらきを調べる実験を行いました。
東京書籍の教科書では、水槽のフィルターにすむ微生物を使うとなっていますが、生物の死骸や排泄物を分解するはたらきとして考えると、土の中の微生物を使った方が分かりやすいと思いました。
しかし、土を水に入れると、当然にごった泥水になり、そのままではヨウ素液の反応がよく分かりません。
泥水をろ過するのも面倒なので、ひたすらにごりがとれるのを待つ作戦にしました。
とってきた校内の土を水に入れ、10分ほど待ちます。その上澄み液をとって、デンプン溶液を入れます。
対照実験として、デンプン溶液を入れた水道水も用意し、これらを次の授業まで温めておきます。
電気定温器があれば良いのですが、残念ながら今の学校にはないので、熱帯魚ヒーター(34℃にキープできます)で温めたお湯の中に入れておきました。
2日後に取り出すと、だいぶにごりはとれていました。この澄んだ部分を試験管に入れて、ヨウ素液を入れた結果がこれです。
今までは、班によって結果は色々だったのですが、今回は全班が写真のように、はっきりとした結果が出ました。
この方法なら、2日ではなく1日置いただけでも、うまくいきそうです。