酸性アルカリ性の学習の導入として、紫キャベツを使った実験を行いました。
まずは、ビニール袋に紫キャベツとアルコールを入れて、よくもみます。アルコールの代わりに水でもOKですか、少し濁った色になるため、アルコールがお薦めです。
この紫色になった液を取り出して、試験管に5等分します。
あとは、酸性の塩酸と、アルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液を入れていくだけです。
どちらの薬品をどのくらい入れると何色になるのかは、いっさい説明しませんので、生徒は試行錯誤しながら、赤・青・緑・黄・ピンクの5色を作っていきます。
5色を作っていく中で、酸性とアルカリ性がお互いの性質を打ち消し合うことを、生徒が自然と発見していくことがとても良いです。
5色が完成した時の、満足げな生徒の表情も良いですし、何より5色が非常に美しいのが、この実験が大好きな理由です。
ちなみに、紫キャベツ半玉(約200円)で、1クラス分(12グループ)としています。
紫キャベツが手に入らなければ、紫キャベツの粉末でも良いのですが、
一番良いのは、赤ジソの葉だと思います。安いし、何より香りが良いのです。
ただ、赤ジソの葉が出回るのは、毎年5月中旬以降ですので、今回は紫キャベツを使用しました。