バランスドアクアリウムを知っていますか。
ふたをしたビンの中で、熱帯魚や水草を飼う方法です。
ふたを開けないので、エサや水、空気などの物質の出入りはありません(光は別)。
実物を見かけたことがありますが、長期間飼うのは大変そうです。
そこで、バランスドアクアリウムを教材化してみました。
といっても、実際に作るわけではなく、空のビンを見せて、
「この中で、メダカを飼うには、何を入れておけば良いでしょう。ただし、ふたをしめたら、もう開けないこととします。」
と考えさせました。
水や水草はすぐに思いつくのですか、メダカの食べ物にはなかなか思い至らないようです。「エサを大量に入れておく」なんて意見も出ましたが、しばらくするとメダカのエサとなる生物(ミジンコなどや、それらが食べる植物プランクトン)も入れておくことを思いつきます。そこから、食物連鎖の学習につなげることができますね。
また、このバランスドアクアリウムが、私たちが住む地球のモデルであることまでもっていけると、地球環境について考える機会にもなります。
中学校理科の最後に単元に、生態系の学習がありますが、その導入としてこのバランスドアクアリウムはどうでしょうか。