今回は、本当に小ネタです。
塩化銅水溶液に電流を流して、発生する物質を調べる実験があります。
陰極の炭素棒に出てくる物質が金属の銅であることを確認するために、ろ紙の上に取り出して、薬品さじでこすり、金属光沢を確認します。
この時、ろ紙に塩化銅水溶液もついてしまうため、うまくこすらないと、弱くなったろ紙がビリッと破れてしまい、これ以上こすれなくなることがあります。
何かろ紙に代わる丈夫な紙はないかな、と思っていたのですが、ダイソーで見つけました。「洗える!キッチンタオル」(税込み220円)です。
これを使えば、いくらこすっても、もう破れることはありません。
ところで、この実験は「金属の薬品さじ」を使うのが一般的だと思っていたのですが、各社の教科書を見ると、そうでもないようです。
大日本図書は「乳棒」、学校図書は「プラスチックの薬品さじ」、教育出版はろ紙を乾かしてから(そんな時間ないよ!)の「金属の薬品さじ」でした。
先輩の先生は、いつも「試験管の底」を使うそうです。
ちなみに、「金属の薬品さじ」を使うときは、さびていない物を使わないと、うまく金属光沢が出ません。