まだまだ寒い日が続く毎日ですが、さてなぜ冬は寒いのでしょう。
教科書には、2つの理由が載っています。
①冬は、昼間が短い。
②冬は、太陽の南中高度が低い。
①はともかく、②の理由がピンとこない生徒は多いようです。
そこで、実験。
黒い画用紙をはった段ボールの中央にクギを刺し、デジタル温度計を差し込みました。
これを2つ作り、1つは水平に置いて、太陽の光を斜めに当てます(A)。
もう1つは、クギの影が出来ない角度にして、太陽の光を垂直に当て、夏の状態にします(B)。
5分ほど光を当てると、Aの温度は9℃上昇したのに対して、Bは倍の18℃も上昇しました。
この明らかな違いに、生徒は納得です。
ところでこの実験から、冬にひなたぼっこするなら、寝転がって太陽の光を浴びるよりも、立っていた方が暖まることが分かります。