単極モーターとクリップモーター

中学2年のモーターの学習では、実際に自分でモーターを作ると、理解が深まります。グルグル回るのは、楽しいですしね。

ということで、クリップモーターを作る授業を今まで行ってきましたが、クリップモーターって中学生が作るには、ちょっと難しいんじゃないかな、と思うようになりました。

うまく回すためには、2つの部分をうまく調節する必要があります。

1つは、エナメル線で作る回転子の部分のバランスです。ここがダメだと回りません。

もう1つは、クリップで作る土台の部分です。ここも微妙な調節が必要です。

これらのことから、手先の器用な生徒は完成できても、誰でも作れるかというと、そうとは言えないと思います。

そこで、今回はクリップモーターの替わりに、単極モーターを作る事にしました。

材料は、ダイソーネオジム磁石、単3乾電池)とカインズホーム(ナット、銅線)で揃えました。

また、誰でも作って回せるように、銅線は一番簡単なL型としました。

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単極モーターも、うまく回すためには、銅線の形を調節する必要がありますが、それでも調節する部分が1つだけというのは楽です。

あっという間に完成した生徒は、様々な形の銅線に挑戦していました。

クリップモーターの方が、実際に使われているモーターの形に近いとは思いますが、作りやすさで言えば、やっぱり単極モーターかな、と思いました。

作るときの注意点は、ネオジム磁石の磁力がとても強いので、指などをはさんで血豆を作らないようにすることと、ネオジム磁石が割れやすいことです。

ま~、これは単極モーターだけとは限らないことですけどね。