地学

「中央構造線」の露頭を見てきました

地学で時々耳にする「中央構造線」。 有名だけど、いまいちどんな物かよく分かっていませんでした。 mtl-muse.com こちらのサイトの説明を読むと、どうやら1億年ほど前の、まだ日本がユーラシア大陸の一部だった頃にできた大断層だそうです。日本列島に残る…

日本でもオーロラは見えるの? 2

つい先日の12月1日と2日に、北海道で低緯度オーロラが観測されたというニュースを見ました。 youtu.be 以前、日本でオーロラが見られる可能性を記事にしましたが、 rikanokoneta.hatenablog.com 実際に起こるんですね。20年ぶりの出来事だそうです。 …

太陽の南中時刻はいつ?

太陽の日周運動について、解説していた時のことです。 「日本では、兵庫県の明石市で太陽が南中した時刻を、昼12時にしているんだ」 「だから、明石市より東の地域では、昼12時はもう太陽が南中した後なんだね」 「ということは、静岡県で太陽が南中する…

Night Earth

今年も、天体の学習の時期がやってきました。 以前、町に住んでいると夜でも明るい(光害)ため、ほんの少ししか星が見えなくて残念という記事を書きました。 では、いったいどの地域がどのくらい明るいのかを示すサイトを見つけました。 www.nightearth.com…

金星の見え方を調べる装置

金星の見え方を調べる装置を、このサイトを参考に作ってみました。 sec-gensai.cf.ocha.ac.jp 金星は、ダイソーで買ってきた発泡スチロールの球を、スプレー塗料で黄色にし、半分を油性ペンで黒く塗って作りました。転がらないように、下にワッシャーをくっ…

冬が寒い理由

まだまだ寒い日が続く毎日ですが、さてなぜ冬は寒いのでしょう。 教科書には、2つの理由が載っています。 ①冬は、昼間が短い。 ②冬は、太陽の南中高度が低い。 ①はともかく、②の理由がピンとこない生徒は多いようです。 そこで、実験。 黒い画用紙をはった…

年周運動ペーパークラフト

日周運動に続いて、天体の年周運動を理解するためのペーパークラフトを作ってみました。 地球が自転しながら公転していることを、表しています。 2つの部品を切り取って、台紙に割ピンで取り付け、A~Dに方位を記入して使います。 これを使えば、年周運動…

星の指し棒

今まで太陽や星の動きを、懐中電灯やレーザーの光を、教室や理科室の天井や壁に当てて、それを動かしながら説明していました。 もっとリアルにするために、ミニプラネタリウムを使ったり、ミラーボールに光を反射させたりしたこともありました。 しかし、今…

クイズ「詰め天気」

今はもう連載してないのですが、大好きなサイト「デイリーポータルZ」に、あと出し天気予報という記事がありました。 dailyportalz.jp この中に、天気図を使ったクイズ「詰め天気」があり、いつも楽しみにしていました。 これは中学生にも楽しめるんじゃな…

日周運動ペーパークラフト

天体の学習では、地球上から見た星の動き(人の視点)と、宇宙から見た星の動き(神の視点)とを、リンクさせて理解することがとても難しいです。 太陽や星の日周運動もそうです。 そこで、こんなペーパークラフトを作ってみました。 厚紙に印刷した地球の部…

気団のキャラクター

このキャラクター達を覚えていますか。 昔NHKの天気予報に登場していた、夏将軍(小笠原気団)冬将軍(シベリア気団)に、春ちゃん・秋ちゃん(揚子江気団)です。 日本の天気を説明する時に、このキャラ達を使うと、気団がより身近に感じられるようで、…

透明半球に使うペン

プラスチックの透明半球に、太陽の位置を記録していく実験があります。 この時に使うペンは、水性・油性のどちらが正解でしょうか? 実は、そのどちらでもありません。 一番良いのは、このホワイトボードマーカーです。 このペンで書いたものは、手でこする…

直径140cmの風船

仮説実験授業に「宇宙への道」という授業があります。 この授業で使うのが、太陽の10億分の1の大きさの風船です。直径140cm。 ブロワーでふくらめます。 この風船は2代目で、1代目は気象観測用の青い風船で6000円くらいしましたが、この風船は…

1㎥の空気

飽和水蒸気量は、空気1㎥あたりの水蒸気量であらわします。 でも、空気1㎥ってどのくらいなんでしょう。 それを分かりやすく見せたいと考えて、作ってみたのがこれです。縦、横、高さが1mで、空気1㎥をあらわします。 できるだけ安く簡単に作りたかった…

パタパタ乾湿計

乾湿計を使って湿度は測れますが、それを温度計1本で測定する実験です。 まず、スタンドにつるした温度計で気温をはかった後、濡らしたガーゼをつけます(湿球ですね)。 そして、みんなで下敷きをなどをパタパタして、温度計に風を当て続けると、温度はど…

水と砂、暖まりやすいのはどっちだろう?

海陸風や季節風が起こる原因として、陸地と海との暖まりやすさの違いがありますが、それを確かめようとしたのが、この実験。 水と砂が入った試験管に、しばらくの間(5~10分)太陽の光を当て、上昇した温度を調べるだけです。 できるだけ温度が上がるよ…

満天の星

天体の授業をしていると、「夜空に広がる満天の星を実際に見ながら、学習して欲しいな」といつも思います。 しか~し、町に住んでいる限り、夜空に見えるのはいくつかの明るい星だけです。町の明るさのせいで、満天の星なんて無理ですね。 そこで、ほんの少…

菊川市の立体的な地層

先日、菊川市下平川地区を車で走っていたときに、きれいな地層を見かけました。 帰宅後調べてみると、「掛川層群上組火山灰層」という地層のようです。 ここの露頭のすごいところは、1つの地層を2方向(左下の写真は北から、右下の写真は西から撮影)から…

浜松市舘山寺のチャート海岸

ちょっと前から気になっていた、チャート海岸を見に行ってきました。 場所は浜松にある景勝地、舘山寺(かんざんじ)です。 この舘山寺のある館山(たてやま)の裏側に、チャート海岸(本当は浜名湖だから、湖岸ですよね)はありました。 見事な赤色層状チャ…