無性生殖の例として、よく紹介されるのがこの 「セイロンベンケイソウ(セイロンベンケイ)」という植物です。
葉のまわりに芽(不定芽)ができて、それらがポロポロと落ちていき、新しい個体となるなんて、とてもユニークな性質ですね。
生徒達に実物を見せたいので、理科室でも育てています。
今は赤っぽい小さな葉しかありませんが、気温が上がってくると、大きな緑の葉が成長し、葉のまわりに不定芽ができて、それらがポロポロと落ちていきます。
室内で育てているので、それらが成長することはないんですが、隣で育てているトラノオ(サンスベリア)の鉢に、芽が偶然落ちたようで、大きく成長していました。
しばらく観察を続けると、今度は茎が上へ上へと伸びていき、1mほどの高さになったと思ったら、つぼみができ始めたのが3ヶ月ほど前のことです。
そして、ついに開花しました。
無性生殖だけでなく、有性生殖もするんですね。とてもきれいな花でした。