文部科学省が、「一家に1枚」シリーズとして発行している学習資料をご存じですか。
その中に、人間の染色体内の遺伝子の位置を表した「ヒトゲノムマップ」というものがあります。
これが、非常に興味深い内容であり、遺伝子の学習の際には、ぜひ生徒達に紹介したいと常々思っていました。
しかし、A3版の大きさのカラー印刷を、生徒の人数分行うのはとても大変です。
A4の大きさに縮小すれば、小さな文字は読めなくなるし、白黒印刷にすると絵がはっきりしないし、どうしたものかと思っていました。
それが、生徒が1人1台ずつパソコンを使用できるようになり、ロイロノートを使って「ヒトゲノムマップ」のデータを送り、パソコンの画面で見ることができるようになりました。
自由に大きさを変えて見ることができるので、細かいところまでよく分かります。
この「ヒトゲノムマップ」を使って、5つの遺伝子を探す授業を行いました。
中学生には、専門的で難しい内容もいっぱい書かれていますが、遺伝子、染色体、DNAなどに興味をもたせるには、もってこいだと思いました。