前回の続きです。
私はずっと、この実験の目的は「それぞれの吸水量から、植物の各部分の蒸散量や気孔の量(たとえば、葉の裏は気孔が多く、蒸散量も多い)を推測する」だと思っていました。そう思っている先生って、多いんじゃないかな。
しかし、よく考えてみると、吸水量=蒸散量とは必ずしも言えないですよね(生徒は、光合成で水が使われていると学習しているので、なおさらです)。
さらに、気孔が多いほど蒸散量が多い、というのも疑問が残ります。
この実験の本当の目的って、「それぞれの吸水量から、すでに学習した気孔の分布(葉の裏に多く、表には少ない)をヒントに、蒸散によって吸水が促されることを推測する」ではないのでしょうか。
今回は、ややこしくてすいませんでした。