だ液のはたらきの実験

日本中の全ての中学校で、必ず行うであろう、この実験。

しかし、1時間の授業内で行うためには、工夫が必要です。

私が行っている工夫は、

① 事前準備として、チャック付袋へデンプンのりを入れておきます。1班に4袋必要ですので、1クラスだと40袋くらい必要となります。全クラス分作るとなると、1時間ほどかかります(う~ん、ちょっと大変)。それらを、冷蔵庫で授業まで保管しておきます。ちなみに、デンプンのりを作るには、電子レンジが便利ですね。

② 2つに切った綿棒を、奥歯でよくかませて、だ液を含ませます(この方法が、生徒にとって一番抵抗が少ないようです)。この綿棒を、そのままデンプンのりへ入れます。

③ ベネジクト液を入れてからの加熱は、チャック付袋を電気ポットの熱湯へ直接入れて行います。1分ほどで、すぐに色が変化します。

ちなみに、A(だ液+ヨウ素液)B(だ液+ベネジクト液)C(水道水+ヨウ素液)D(水道水+ベネジクト液)です。

実験結果の確認や考察などは、次の授業で行うとすれば、この実験も余裕をもって行えるのではないかと思います。