皆さんの学校に「エネルギー保存則実験器」はありますか。理科準備室に眠ってないですか。
スタートとゴールの高さが同じ2つのコースがあって、鉄球を転がすとどちらが先にゴールするかを調べる装置です。
この「エネルギー保存則実験器」は、理科の先生になって初めて出会いましたが、理科で扱う実験装置の中で、不思議さNo.1です。
もし無いなら、すぐに購入しましょう。消耗品としては高すぎるので、備品として請求ですね。
授業では、まず個人で5分、グループでの話し合い10分と、たっぷり時間をとって予想をしてもらってから、いざ実験です。
結果に、生徒はびっくり。
この実験は、倫理的な思考ができて理科が得意な生徒ほど、予想を間違えるんですね。
正しく予想ができた生徒に理由を聞くと、「だって、片方はドンッ、ドンッって2回加速するから、速くなるんじゃないの」と答えてくれました。君は正しい!!