2力の合成実験に「ニュートンメーター」

2力の合成を調べる実験があるじゃないですか。

2本のばねはかりを使って、輪ゴム(もしくはバネ)を一定の長さまで伸ばす実験です。

いつもこの実験を行うたびに、何かもやもやしたものを感じていました。

「これって、2力の合成というよりも、力の分解じゃないのかな~」

「もっとシンプルに、2つの力(1N)の合力の大きさを調べる方法はないのかな~」

そこで、3本のばねはかりを使って、右の2本のばねはかりでそれぞれ1Nの力を加えた時の、合力の大きさを左のばねはかりで測定する、という実験を考えてみました。

しかしこの方法では、力を加えるほど、ばねはかりのフックは動いていくため、右の2本のばねはかりの間の角度を調整するのが難しくなります。

何か良い方法はないのかな~と思っている時に、デジタルばねはかり「ニュートンメーター」の使用を思いつきました。

ニュートンメーター」なら、いくら力を加えても、フックの位置は動きません。

この「ニュートンメーター」を使うことで、2つの力の角度を変えた時の合力の大きさをうまく測定することができました。